<高校野球沖縄大会:糸満5-0前原>◇18日◇1回戦◇沖縄セルラースタジアム那覇
糸満がエース左腕、前原惺凪(せな)投手(3年)と黒島悠希外野手(2年)の完封リレーで初戦突破を決めた。
先発した前原は初回からテンポ良く投げ込み、6回3安打無失点の好投。最速130キロ台の直球にはキレがあり、要所で緩い変化球を織り交ぜた。わずか1奪三振で、味方バックを信じて打たせて取った。「緩急を使いながら、持ち味を出すことができた」。気温30度に迫る、蒸し暑い中で76球を投じたが、「もうちょっといけたけど、今日は6回を投げきることが目標だった。余力はありました」と涼しげに振り返った。
残り3イニングは背番号「9」の2年生右腕、黒島が締めくくった。1つ上の先輩エースに「(相手が)初球から振ってくる。入りを慎重にいけ」と、助言をもらいマウンドに上がった。3回を投げ2安打無失点、3奪三振をマーク。黒島は「緊張しましたが、抑えることができて良かった」と笑顔で振り返った。
真玉橋元博監督は「梅雨なので、ずっと曇っていて暑さにまだ慣れていない。疲れるだろうと思ってましたし、1、2点差だったら(先発前原を)代えないですけど(4)点差もあったので。試合前には選手にもつないでいくことは言ってました」と継投理由を明かし、「高校生ですからね。初戦は緊張すると思うんですが、踏ん張りながらよく投げてくれたと思います」とたたえた。
チームは初優勝した11年以来、夏の甲子園出場が遠ざかっている。前原は「(沖縄大会で)優勝して、甲子園で勝つことが自分たちの目標です」ときっぱり。頂点のみを見据えていた。