プロ注目花咲徳栄・小野勝利は最後の夏に向け夜まで練習 昨年転入で1年間公式戦出られず/埼玉

バットを手に気合が入る花咲徳栄・小野(撮影・佐瀬百合子)

第105回全国高校野球選手権埼玉大会(7月8日開幕)の抽選会が20日、さいたま市内で行われた。17年夏の甲子園を埼玉県勢として初制覇した花咲徳栄は、初戦で岩槻と対戦することが決定。19年以来の夏の聖地へ駆け上がる。また、東西東京大会の組み合わせの時間と会場が発表された。滋賀、三重でも抽選会が行われた

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花咲徳栄に、とっておきの“勝利”をもたらす。目指すのは、19年以来4年ぶりとなる夏の甲子園。強力打線の4番は、今夏から公式戦に復帰する、高校通算14本塁打のプロ注目、小野勝利内野手(3年)が任される見込みだ。

昨年6月に転入し、公式戦に出場できない1年間も、最後の夏に向けて努力を重ねてきた。チームは19日から強化練習期間がスタート。約1時間の集中ノックを終えると、グラウンドは明かりがなければ顔が判別できないほど暗くなる。それでも「練習はきついけど、楽しいです」と充実感が漂う。

アスリートにぴったりな名前は、巨人と西武でプレーした父の小野剛氏(45)から「勝てる人間になってほしい」と名付けられた。5歳から野球に明け暮れ、勝利を渇望する本人も名前を気に入っている。「やはり人間は勝たないといけない」。期待に応えるべく、地道な練習も楽しんでいる。

頑張れる理由はそれだけではない。チームに迎え入れてくれた仲間、そして岩井隆監督(53)と甲子園に行きたい気持ちがとてつもなく強い。「監督さんに恩返しをしたい」。自分の名前に誇りを持ち、努力を発揮できる夏がようやくやってくる。【佐瀬百合子】

◆小野勝利(おの・しょうり)2005年(平17)4月10日生まれ、埼玉県所沢市出身。5歳から野球を始め狭山西武ボーイズでプレー。昨年6月から花咲徳栄に転入。50メートル6秒6、遠投90メートル。目標とする選手は西武中村。好きな有名人はサンドウィッチマン。180センチ、86キロ。右投げ右打ち。