水戸商ダブル主将体制で甲子園つかむ 昨冬は仲間同士の衝突続くも意見交換で立て直し/茨城

ガッツポーズを見せる水戸商・佐藤(左)と荻沼(撮影・村山玄)

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茨城の伝統校、水戸商がダブルキャプテン体制で培ったチームワークを見せつけ、11度目の夏の甲子園出場をつかみ取る。

主将を務めるのは、1年秋から扇の要を任される佐藤夏樹捕手(3年)と、冬の強化期間で就任した守備のユーティリティー性に優れる荻沼劉内野手(3年)の2人。佐藤が「冬のきつい練習で余裕がなかったので荻沼の存在は大きかった」と言えば、荻沼も「夏樹はいつも全力で練習していて、誰よりも声を出してくれる」と支え合いを実感する。捕手としてブルペンに入る際には、荻沼が野手陣の先頭に立っている。「個性豊かな部員が多いのでまとめるのが大変」と苦労もあるが、「話し合ってアドバイスを送り合っている」と語った。

2人の主将の意見交換がチームを立て直した。昨冬、まとまりに欠けることがあった。練習態度が好ましくない選手が見られ、仲間同士で言い合いするなど衝突が続いた。両主将は相談の上、選手間で本音をぶつける機会を設けた。荻沼は「互いを受け入れ、良い練習が出来るようになった」と絆をさらに深めることになる、チームの転換期だったことを明かした。

初戦は7月14日、水戸啓明と夏連覇を目指す明秀学園日立の勝者と対戦する。春は荻沼が務めたが、この夏は、佐藤が昨秋ぶりに主将として登録される。ノーシードの昨夏王者と序盤で激突する可能性にも「ここで勝てば勢いづける」と前向き。頼れる2人のキャプテンが、23年ぶりとなる夏の聖地へ導く。【村山玄】