島田商の堅守が古豪復活の鍵を握る。キーマンは遊撃手・中山絢斗主将(3年)と中堅手・大崎湧斗(ゆうと、3年)の2人だ。
1年夏から華麗なフィールディングを見せる内野の要・中山は「いよいよ最後の夏。支えてくれた多くの方々に結果で恩返ししたい」と意欲を示した。チームは2季連続(昨秋・今春)で県大会に出場。いずれも3回戦で今春東海王者の加藤学園と対戦した。序盤は互角の戦いをしながら1つの守りのミスから流れを失い大敗を喫した。「気持ちの切り替えが大切と感じた。ミスも最小限に抑えたい」と話し、練習時間の7割を守備練習に費やし夏に備えた。
遠投105メートルと強肩を武器にする外野の要・大崎は「春は守りで足を引っ張ってしまった。夏はミスを恐れず勝利に貢献したい」とリベンジを誓った。横山崇監督(44)から「大崎の元気がチームのバロメーター。導火線になって欲しい」と評価されていることに「力を出し切って盛り上げていきたい」と力を込めた。
5年前に県準優勝(5●6常葉大菊川)と、あと1歩で涙をのんだチームは、1940年(昭15)の甲子園準V以来、戦後初の聖地を目指す。4人の投手陣の成長が著しく、チーム打率も3割を超え好調を維持。あとは粘り強い守りでノーシードから頂点へ駆け上がるだけだ。【山口昌久】