袋井商、3年生幼なじみコンビが最後の夏に挑む/静岡高校野球連載

ガッツポーズで意気込む袋井商の選手ら

今夏でコンビ最後となる袋井商の3年生幼なじみ2選手が、チームに勢いを与える。主力で1番打者の桑原悠樹(はるき)遊撃手(3年)と、俊足2番打者で外野の要の平井海星中堅手(3年)は、互いの家まで徒歩3分。通った園こそ違ったが幼稚園時代からの仲。今でも登下校をともにすることが多い。チームメートにして「良きライバル」と口をそろえ、打率などで互いに追いつけ追い越せと切磋琢磨(せっさたくま)。桑原は「一緒にやってきた集大成にしたい。ヒットをたくさん打ってチャンスをつくる」と意欲を示す。

よく遊ぶようになった和田丘小2年時、きっかけこそ異なったが「一緒にやろうよ」と地元少年野球チームに入団した。当時から打撃で1、2番のコンビ。桜が丘中軟式野球部では2年時、県西部地区大会で準優勝に貢献した。けんかすることはほとんどない。記憶にあるのは中3時が最後だという。高校進学の際は、一緒に続けるか相談した。結果として続け、今にいたる。打撃不振で悩んだり、ミスして落ち込めばアドバイスやサポートで助け合った。ともに「やってきて良かった」と胸を張る。

今後、2人とも進学を希望するが、平井は競技生活に区切りをつけるつもり。プレーし続ける予定の桑原は「寂しくなる」。平井も気持ちは同じだ。一緒に1つでも多く勝ち上がるため「2番打者として彼(桑原)を進塁させ、チームの得点につなげたい」(平井)とイメージを膨らませた。【倉橋徹也】

○…7番打者の永田陸左翼手(3年)が、掛川中央野球少年団時代に一緒にプレーした今春センバツ優勝の山梨学院主将・進藤天(3年=浜松リトルシニア出)との約束を胸に大会へ臨む。中学の時、進藤から「甲子園で会おう」と言われた。センバツ時には進藤に「がんばれよ」、優勝すると「おめでとう」とLINE(ライン)を送った。今大会に向け「自分たちもがんばって甲子園を目指したい。うちの1、2番コンビの前に自分が出塁し、得点につなげたい」と話した。