浜松市立の3年生バッテリーがチーム躍進の鍵を握る。エース藪崎裕翔(ゆうと)は右上手から130キロ台の直球と、切れ味鋭い変化球を武器に今春、チームを2年連続の県大会に導いた。好調を維持し迎える最後の夏に「チームを勝たせたい気持ちでいっぱい。悔いなく全力を出し切るだけ」と意欲を示した。
背番号10を背負いベンチ入りした昨夏の県大会では、上級生エースが体調不良で登板を回避。緊急登板となった1回戦(8○2浜松北)で6回2失点と好投、2、3回戦でも計15回を無失点に抑えマウンドで躍動した。271球を投げ切り期待に応えた藪崎は「あれから1年。フィールディングやけん制の技術も磨いてきた。投手として進化した姿を見せたい」と自信をのぞかせた。
そんなエースを支える捕手が須山空翔(そらと)だ。チーム事情で1年秋に外野手からコンバートした女房役は「(藪崎に)安心して投げてもらいたい」と全体練習後、ほぼ毎日のように後逸を防ぐワンバンストップなどの自主練習を繰り返してきた。磯部祐監督(47)からは「真面目で努力家。後逸もせず送球の精度も成長した」と評価されている。須山は「自分たちのやれることを最大限に出したい。がんばりまず」と力を込めた。
チームは9日の1回戦で清水桜が丘と対戦。バッテリーを中心とした守り勝つ野球で、2015年の8強を超える快進撃を狙う。【山口昌久】