北海道文教大付が夏初勝利 背番号10翁翔琉が先発&救援で計7回無失点/南北海道

力投する北海道文教大付の翁(撮影・中島洋尚)

<高校野球南北海道大会札幌地区予選:北海道文教大付9-0札幌手稲>◇28日◇Iブロック1回戦◇札幌麻生

北海道文教大付が2年前の復活以降、夏の初勝利を手にした。背番号10の翁翔琉(おきな・かける)投手(2年)が、先発&救援で計7イニングを1安打無失点の好投を見せた。

中村亮太監督(34)が「ノリに乗っている」と自信を持って送り出した右腕は、5回まで無安打無得点。6回に2番手投手が無死満塁のピンチを作ると、すぐに右翼からマウンドに戻った。中飛と投ゴロ併殺の、わずか7球で相手の勢いを止めた。「9点差あったので、2、3点は取られてもいいと思って、思い切り投げました」と振り返った。

グラウンドを共有する北海道文教大が今春から本格的な強化を開始。大学生の投球を見て「今のままじゃダメだ」と、新球の「ななめカット」を編み出した。「ほんの少しななめに曲がる」(翁)ボールでファウルを打たせてカウントを稼ぎ、強い直球をコーナーに決めアウトを重ねた。

春の地区予選の2回を含め、ここまで9イニング無失点。2回戦は札幌新川と対戦する。「今日は失投もありました。それを減らして、次も頑張ります」。165センチの小柄な右腕が、チームを新たなステージへと導く。【中島洋尚】