盛岡市立・若狭昊明が公式戦初完封 開幕戦制し「ここでたくさんの試合をしたい」/岩手

公式戦初完封で開幕試合を飾った盛岡市立・若狭

<高校野球岩手県大会:盛岡市立4-0花泉>◇7日◇きたぎんボールパーク

新球場きたぎんボールパークでの最初の夏となった岩手大会は、盛岡市立が花泉に4-0で勝利。若狭昊明(こうめい)投手(3年)が公式戦初完封を決めた。

盛岡市立・若狭が公式戦初完封で1番星を呼び込んだ。120キロ台後半の直球と変化球を低めに制球し、打たせて取り被安打3。きたぎんボールパークでの開幕試合を飾り、「この球場でやれてうれしいし、この後も勝って、ここでたくさんの試合をしたい」。開会式直後の一戦で独特の緊張感があったが「投げていくうちに緊張がほぐれ、最後の方は気持ち良く投げられた」と振り返った。

ピンチでも動じなかった。4-0の7回、先頭に右越え二塁打を浴びるも「自分の中で一番の投球ができた」と後続を三ゴロ、中飛に抑え、相手の盗塁死もあり無失点。昨秋から背番号「1」を背負うが「去年の秋は真っすぐと変化球を打たれ、打撃投手状態だった」。それでも、下半身強化で球質向上に励み、最高の結果につなげた。米田和靖監督(44)も「今日は若狭デーですね」とたたえた。

12日の2回戦は第1シード花巻東と対戦する。「花巻東さんは打撃が強いが、自分たちの野球をして勝ちたい」と若狭。プロ注目スラッガー佐々木麟太郎内野手(3年)に対しても「対策は考えている」という。岩手1番星の勢いで番狂わせを起こす。【山田愛斗】

 

○…岩手大会は「新聖地」から甲子園への戦いがスタートした。今年3月限りで53年の歴史に幕を下ろした岩手県営野球場に代わり、きたぎんボールパークが4月に開業。今大会はここをメイン会場に64校56チームが出場し、22日の決勝戦まで熱戦が繰り広げられる。

7日の開会式では盛岡北・佐藤琉主将(3年)が選手宣誓を行った。中学や高校で野球部員が減少している現状に触れ、「この問題を乗り越えなければ本当の意味での野球の発展はならないのではないでしょうか」と出場選手や観客に向けて訴えかけた。

その上で佐藤主将は「この危機を救えるのは、ここに集う野球が大好きな私たち、未来ある子どもたちです。これからの野球界を担う子どもたちに野球の魅力を伝えるのが、私たちの使命だと強く感じます」。全力プレーで競技の裾野を広げることを誓った。

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