千葉敬愛・森悠人、7回9Kでノーヒットノーラン達成「初めて。素直にうれしいです」/千葉

千葉東対千葉敬愛 7回参考ながら、ノーヒットノーランを達成した千葉敬愛の森(撮影・保坂淑子)

<高校野球千葉大会:千葉敬愛9-0千葉東>◇9日◇1回戦◇ZOZOマリンスタジアム

千葉敬愛の森悠人投手(3年)が、千葉東を相手に7回参考ながらノーヒットノーランを達成した。

初回、2死から四球で走者を許したが、その後は打たせてとる投球で9奪三振。9-0で迎えた7回、最後の打者を得意のスライダーで三振に抑えると、クールな表情が一転。「ノーヒットノーランは初めて。素直にうれしいです」と、笑みがこぼれた。

スライダーとカーブでカウントを取り、回転のきいた130キロ前半のキレのある真っすぐで打ち取った。いつもは気持ちが前に出る投球も「5回あたりから意識をしたんですが、変わらずにいこうと思いました。気持ちは熱く、マウンドでは冷静に、という気持ちで投げました」。淡々と、自分の投球に集中し、ヒットを許さなかった。

涙が森を変えた。春の予選で先発するも、結果を残せずにチームは敗退。試合後、自分のふがいなさに涙がこぼれた。「チームのために投げたい」。

フォームを1から見直し、エンゼルス大谷翔平モデルから、オリックス山本由伸のフォームにシフトチェンジ。「下半身の力、腕のしなりを参考にしました」と、投球フォームに入る際、右手を1度下に下げてから動作に入る。「下半身の力、腕のしなりを参考に。力が入り過ぎるので、1度右腕を落としてから投げるようにしたんです」。課題の制球力を克服し、結果につなげた。

山崎祐司監督(53)は「気持ちをうまく切り替えながらやってきたのが、今日のピッチングにつながった。今日は森のピッチングに尽きます」と、笑顔でたたえた。悔しさをバネに成長した森。次もチームのために、投げる。