第1回大会から参加の「皆勤校対決」敗れた西京・北本監督、全国Vの祖父に勝利届けられず/京都

試合後に会話をかわす西京・北本監督(左)と山城・岸本監督(撮影・柏原誠)

<君がらんまん~ある敗者の物語~>

<高校野球京都大会:山城10-0西京>◇12日◇2回戦◇あやべ・日東精工スタジアム

全国に15校しかない、第1回大会から参加を続ける「皆勤校」同士の対戦で、西京(京都)が山城に完敗した。

北本竜也監督(33)は「今年の3年生は人間的にすごく真面目で実直に取り組める。ここまで粘って頑張ってきましたが、この試合もそういう展開にしたかったですね」と悔やんだ。

西京は春夏甲子園に7度出場で、京都一商時代の48年春に全国制覇。優勝に導いたエース北本重二さんは3度の甲子園出場、プロ野球でもプレーし、学校にとっては伝説の選手。その孫が、現在チームを率いる北本監督だ。

祖父にあこがれ「小さい頃から夢だった」西京の野球部でプレー。教員となり20年秋からは、母校の監督に就任した。喜んでいた重二さんだが、昨年1月に92歳で亡くなった。

3度目の夏が終わった。まだ未勝利だ。屈指の進学校で強化は簡単ではない。それでも思いは変わらない。「祖父からは、西京を大事にしてくれよ、生きている間に甲子園に行ってくれよと言われていたのですが残念ながら、かなえられませんでした。祖父の遺志を受け継いで、これからも頑張らないといけません」と口元を引き締めた。【柏原誠】