高校通算28発の京都翔英・小笠原蒼、チーム1号ならずも全打席出塁で“絶口調”/京都

京都大会 京都翔英対須知 京都翔英の小笠原蒼内野手(撮影・中島麗)

<高校野球京都大会:京都翔英14-0須知>◇15日◇2回戦◇太陽が丘球場

高校通算28本塁打のプロ注目選手、小笠原蒼(そう)内野手(3年)を擁する京都翔英がコールド勝ち発進した。

プロ4球団のスカウトが視線を送る中、小笠原は「4番・一塁」で出場し、四球2つと中前安打で全打席出塁。だが、この日アーチはなく、チームメートの松山紘生外野手(3年)に2点本塁打が飛び出し、自身はお預けだった。

「チーム1号を先越されてしまった」。小笠原は四球で出塁しており、松山の本塁打でダイヤモンドを走りながら「止まったろかな」と思ったと振り返りつつ、チームの快勝に笑みをこぼした。

とはいえ、この日打席で見せたフルスイングにスタンドからは「おー」と歓声が上がった。

夏大会前の練習試合では、強豪の広陵(広島)と対戦。同じくプロ注目の真鍋慧(けいた)内野手(3年)とも交流した。打席で意識していることについて話し「どんなボールを見ているの?」などと確認。見解を深められたことで、自信になった。

その真鍋には「レベルが違うので。京都(の決勝)で勝ったら意識したいです」と言い、夏の大舞台へ夢を膨らませる。

前田雅大監督(31)は「力みあげて(力んで)はいますけど、初戦にしては確実に捉えてくれてありがたい。彼の長所は選球眼。翔英の4番として送り出しています」とたたえた。【中島麗】