<高校野球東東京大会:明大中野3-1足立学園>◇16日◇3回戦◇駒沢球場
明大中野のプロ注目、最速145キロ右腕の中村海斗投手(3年)が今夏初登板を果たした。8回から2番手で登板し、2イニングを無安打無失点に抑えた。
187センチ、93キロの大型エースは中継ぎとして待機し、8回に出番がやってきた。先発し7回1失点に抑えた田中俐希投手(1年)のあとを次いで登板。変化球を主体に、2イニングを3者凡退に抑えた。猛暑の中のマウンドで、汗を何度もぬぐった。「すごく暑かったです。今大会初めての登板だったので、無失点でいきたいと思ってストライク先行でいった。田中がよく投げてくれたので、代わったエースとして、1年生の分まで抑えないとなと思った」と明かした。岡本良雄監督(55)は「思っていたよりもよかった。制球も悪くなかった」と話した。
4球団のスカウトがバックネット裏から視察し、スピードガンでは最速140キロを計測した。春の東京大会後に左腰の関節が炎症になり、2カ月間は思うように投げられなかった。練習試合での調整をせぬまま、ぶっつけ本番で夏の大会へ。1カ月前から定期的にブロック注射を打って痛みを抑えてきた。まだ完璧ではなく「6~7割の力で投げています」。
昨秋、今春と関東第一に敗れた。チームの練習場のベンチ裏には、岡本監督が作成した関東第一戦のスコア一覧が張り出されているという。中村は「2回も負けているので、打倒関一です。1勝ずつして、目指すのは甲子園」と意気込んだ。