「城東の誰よりも青春した」甲子園初の女子ノッカー永野悠菜マネジャー敗退に涙/うちの○神様

徳島商対城東 城東の永野悠菜マネジャー(3年)は試合に敗れて、最後のミーティングで涙を流す(撮影・林亮佑)=2023年7月17日、オロナミンC球場

<高校野球徳島大会:徳島商4-1城東>◇17日◇2回戦◇オロナミンC球場

甲子園初の女子ノッカー、城東(徳島)の永野悠菜マネジャー(3年)はラストノックになった。

この日も笑顔で試合前の内野ノックを担当。試合中は制服に着替え、ベンチで記録員としてスコアを書いた。初戦敗退で2度目の甲子園ノックはかなわず、涙した。

マネジャーは永野1人だった。チームをさまざまな形で支え、21世紀枠で初出場した今春センバツでは「マネジャーは評価が目に見えない」と選出を誰よりも喜んだ。永野の存在が甲子園での女子部員のノックも可能とした。「表現できる場を作ってくれたのはうれしい」と感謝する。

春には則永夕芽(ゆめ)さんと小島夕芽さん(ともに1年生)の2人がマネジャーとして入部。永野の姿を見て「ノックをやってみたい」と口をそろえる。ノックに意欲的な2人だが、永野は「マネジャーとしての支え方はノックだけじゃない。いろんな形で支えてもらったら」とそれぞれの支え方を願う。

3年間に「楽しいことより悩んだ方が多かったけど、続けてこれて良かった。城東の誰よりも青春した」と胸を張った。2人の夕芽に夢を託して最後の夏を終えた。【林亮佑】