<高校野球福岡大会:東筑13-4西日本短大付(7回コールド)>◇19日◇5回戦◇久留米市野球場
東筑の快進撃を支える「勝利の女神様」がいる。1953年(昭28)創部の応援部・小南彩乃団長(3年)だ。早大応援部カラーをモチーフにした「T」と書かれたTシャツに学ランズボン姿でスタンドの最前列で声を張り上げ、力強い演舞で選手を後押ししている。
“異色の転向”だ。高校に入学して数日後のある日。応援部を間近で見る機会があり「直感的に(応援部に)入らないといけないなと思いました。グッとくるものが湧き上がって」。迫力、躍動感のある演舞に乙女の心は奪われ、意を決して入部を決意。だが、同級生は自分1人だけ。中学時代は美術部に所属。「畑違い過ぎました」。体育会系の部活動とのギャップにも戸惑い「何度も辞めそうになりました。根性で続けてきました」と今となっては笑う。
応援部の大会などは一切なく、ラグビー部と野球部の試合が本番の舞台でもあるという。「野球部が負けたら私も引退です。甲子園に私も憧れているので、アルプスで応援してみたいです。誰よりも応援する気持ちは強いです」。目標の聖地まで残り3つ。愛らしく、りりしい小南団長はナインとともに最後の夏を駆け抜ける。【佐藤究】