<高校野球岩手大会:花巻東5-2水沢商>◇20日◇3回戦◇きたぎんボールパーク
高校歴代最多通算140本塁打の佐々木麟太郎内野手(3年)を擁する花巻東(岩手)が苦しんだ。延長11回タイブレークの末、水沢商に5-2と薄氷の8強入り。プロ注目スラッガーはこの日、背中の張りでスタメンを回避。1年春の主力定着以降で公式戦3度目のベンチスタートとなった。同点の延長10回無死一、二塁で代打出場。2球で追い込まれ、フルカウントまで粘るも、空振り三振に倒れた。佐々木洋監督(47)は「出しどころはあそこしかなかった」と振り返った。
指揮官の脳裏には花巻東時代の大谷翔平(現エンゼルス)の起用法がよぎったという。スタメンを外れ、代打で1打席勝負の際、敬遠を避けるために一、二塁や満塁の場面でカードを切ってきた。「ちょっとそんなことも思い出しながら、(佐々木麟に)『タイブレークに入ったら行くよ』と言っていた」と明かした。
22日の準々決勝は盛岡誠桜と激突する。直近では春季岩手大会の準々決勝で対戦。佐々木麟が欠場した中、4-3でサヨナラ勝ちを収めている。佐々木監督は「この先は何とかフルで出てくれれば」と期待。難敵攻略へ主砲のスタメン復帰が待たれる。【山田愛斗】