<高校野球大阪大会:大冠6-2浪速>◇24日◇4回戦◇南港中央球場
これぞ黒土マジック! 府立の大冠(大阪)が浪速に勝利し、夏5年ぶりに5回戦進出を決めた。先発の浅井然音(ぜん)投手(3年)が6回を5安打4奪三振2失点と好投。野手も決して得点にはつなげさせない堅守が光った。
守備力の源は黒土だ。練習中にイレギュラーでボールが顔面に当たるなど、負傷が発生しがちだった同校グラウンド。府立高校の部費ではなかなか改良できずにいたが、野球部の保護者会が一念発起した。資金を募って約120万円、60トン分の黒土を購入。グラウンドを生まれ変わらせた。
地面が安定したことでケガのリスクが減り、守備力が向上。次戦の5回戦はいよいよ大阪桐蔭と対戦する。大冠にとって大阪桐蔭は17年夏の決勝で対戦し、8-10と打ち負けた因縁の相手。近年の夏では19、21年も敗れている。主将の宮本龍馬内野手(3年)は「先輩たちの雪辱を果たすべく、絶対に勝って恩返ししたい」と気合十分だ。【奥谷爽】