<高校野球愛知大会:中京大中京14-1(5回コールド)杜若>◇25日◇準々決勝◇岡崎レッドダイヤモンドスタジアム
中京大中京の4番・大西遼多内野手(3年)が2安打を放った。5回途中からはマウンドに上がり、投打で躍動。高橋源一郎監督(43)も「投打の軸」と信頼する。
大西は「二刀流目指してやっているので、大谷選手の応援歌で」と、応援団にエンゼルス大谷の日本ハム時代の応援歌をリクエスト。「自分の売りは(チームで)一番力強くバットを振れて、投手としてまっすぐとフォークに自信がある」と持ち味を発揮し、チームに貢献している。
14得点16安打の大勝について「勝って一喜一憂しないんですけど、勝ってうれしい。このままの勢いで次も勝てれば」と気合を入れた。
中日の大西崇之外野守備走塁コーチを父に持つ主砲。父の背中を追っている。「ゆくゆくはプロに入って勝負してみたい」。父のプロ入りに至る経歴には「高校中退後に違う高校で甲子園に出て、卒業後も大学を中退して社会人からプロ入って。(引退後は)侍のコーチもして。今じゃ考えられないですね」と目を丸くする。
父は一番の応援隊長だ。「昨日はお父さんと一緒にウナギを食べに行きました。『最後の大会だから、強気で緊張せずにできることやってこい』と」と後押しに感謝した。「今日もバーチャル高校野球で配信を見ていると思う。いつも試合が終わると『試合勝ったな!』とか(母が運転する帰り道に)『今日もナイスバッティングやな』と電話をくれる」と励みになっている。親子2代の聖地出場まであと2つだ。【中島麗】