<高校野球東東京大会:共栄学園-東亜学園>◇30日◇決勝◇神宮球場
春の東京大会16強で第4シードの共栄学園は、帝京や関東第一が敗れる中で勝ち上がった。エース左腕の茂呂潤乃介投手(3年)は、緩い球を効果的に使った投球が持ち味だ。チームの目的は「見ている人に笑顔や勇気、感動を与えること」。準決勝の岩倉戦では、9回2死から逆転サヨナラのミラクル勝利を挙げ、勢いを味方につける。勝因を、原田健輔監督(37)は「3年生の積み重ねの成果、それのみです」と話した。初優勝で、学校の歴史を刻むことができるか。
東東京に13年から移った伝統校の東亜学園は、34年ぶりとなる聖地への切符をつかみ取る。準決勝までの6試合すべてで継投策と、投手陣の層が厚い。主力選手に下級生が多いのも特徴で、武田朝彦監督(45)は「3年生だけでつくるチームではなく、下級生の後押しもあってこそ」と言う。昭和で2度、平成元年(89年)にも西東京大会で優勝しており、3元号での甲子園出場へ王手。決勝戦では96、01、16年と3連敗中。令和で初の決勝で“4度目の正直”を誓う。
両校はバレーボール部が強豪として知られ、全国制覇も経験。応援を力に、野球部も聖地を狙う。