<全国高校野球選手権:土浦日大-上田西>◇6日◇1回戦◇甲子園
始球式に栗山英樹氏(62)が登場した。きれいなフォームからノーバウンド投球で場内を沸かせた。
投球前には上田西の権田成也投手(3年)に「俺が先に暴投するから気楽に投げなよ」などと声かけ。バッテリーや土浦日大の選手ともがっちり握手を交わしてグラウンドを離れた。
「WBCより今日の方が100倍緊張しました。WBCの時は自分のやるべきことに集中していたので。久しぶりにこんなに緊張しましたね」
侍ジャパン監督として今年3月のWBCで優勝に導いた。一発勝負の高校野球が国際大会での勝負強さを支えていると強調した。
「トーナメントをどれだけ経験したかが最後のところで大きかった。甲子園の文化がしみついていることが世界一になれた大きな要因。日本野球の根幹です。自分は甲子園に出られなかったけど、今でもここに来るたび感動するし、緊張する。100年たっても200年たってもみんながそう思える場所であってほしい」とその価値に言及した。
大会が開幕した。これから夢舞台に臨む選手へのメッセージにも栗山氏らしさがにじんだ。「周りは勝手に自分の人生と重ねるけど、選手は何も気にせず、せっかくここまで来たのだから、自分の思うように好き勝手に楽しんでほしいです」とエールを送った。