<全国高校野球選手権:聖光学院9-3共栄学園>◇6日◇1回戦◇甲子園
昨夏4強の聖光学院(福島)が2年連続で初戦を突破し、福島県勢として夏通算40勝を飾った。
16安打9得点で快勝。9盗塁と相手の隙を逃さない攻撃で、4回はスクイズで先制するなど小技も光った。
プロ注目の高中が攻守で存在感を発揮。2-0の5回無死一塁で左中間適時二塁打、6回にセーフティーバントを決め5打数2安打1打点。6回の遊撃守備では、1回転しながらアウトを奪う超美技でスタンドを沸かせた。18歳以下日本代表候補に名を連ねるリードオフマンは「勢いを持ってくるのも自分次第。それが仕事なので、もっと勢いを持ってこられるように頑張りたい」と力を込めた。
愛知出身で中日の大ファンだという高中。荒木雅博氏に憧れ、井端弘和氏との二遊間コンビ「アライバ」に魅了されてきた。父淳壮(あつまさ)さん(48)は「大好きな荒木さんグッズだらけでした。(昨年の)東北大会でもアライバのようなプレーを(前主将の)赤堀君と一樹でできたのは印象深いです」と振り返る。
次戦に向けて「去年の先輩方はベスト4だったが、日本一に向けて1戦1戦戦いたい」と高中。相手は仙台育英に決まった。「アライバ」のような華麗なプレーで勝利に導く。
聖光学院・斎藤智也監督(初戦の快勝に)「打線が2巡目に入って、低い変化球の見極めを徹底できた。長打も出て盗塁も多く決まり、よかった」
◆斎藤監督が29勝目 聖光学院・斎藤智也監督が甲子園通算29勝目。東北勢では歴代2位の佐々木順一朗監督(仙台育英-現学法石川)に並んだ。1位の竹田利秋監督(東北-仙台育英)の30勝にあと1勝。
◆聖光学院9人が盗塁 聖光学院は9人が盗塁を記録した。1試合でチーム9人が盗塁をマークしたのは53年土佐(対金沢泉丘=9人で13盗塁)以来70年ぶり。
◆仙台育英-聖光学院 仙台育英は2回戦で同じ東北勢の聖光学院(福島)と対戦。昨夏準決勝の再現となる。昨夏は仙台育英が2回に打者14人で11点を挙げ、その後も加点し18-4で大勝した。