あわやマンション直撃-。高校通算140本塁打を誇る花巻東の佐々木麟太郎内野手(3年)が、兵庫県内で仙台育英戦に向けて最終調整した。
一塁付近で木製バットを使ったロングティーを行い、14スイング目で場外弾を放った。高々と左翼へ上がった打球は約15メートルの防球ネットを越え、球場後方にあるマンション前の道路に着弾。跳ね返ったボールは川に落ち、推定飛距離120メートルの1発となった。
ロングティー14スイングで6本の柵越えも、飛ばしすぎで“強制終了”となった。両翼91メートル、中堅112メートルの狭い球場での練習。チームスタッフが「麟太郎以外はやってもいい」と、他の選手は続けたが、佐々木麟は打撃フォームの確認に移った。「ロングティー自体は弾道とかは悪くなくて、しっかりとプラスにつなげたい」。練習の締めに行ったフリー打撃は38スイングで3本が柵越えした。
昨夏王者との大一番を迎える。「東北勢の素晴らしいチーム。甲子園で戦えるのは誇りに思いますし、とにかく楽しんで勝つことだけを考えてやりたい」。相手は150キロ超え3投手を擁する。「基本的にはどんな投手が来ても変わらない」。再び聖地でベストスイングを貫くだけだ。【山田愛斗】
▽花巻東・千葉柚樹主将(3年、打撃が好調だが)「調子はいいなと思っているんですけど、(仙台育英は)本当にいい投手がいるので食らいついていきたい」