【U18W杯】米国戦で激突した小林隼翔主将、検査のため5日まで入院「いたって元気」馬淵監督

3日の日本対米国 4回裏米国無死、交錯プレーで倒れ込んだが、立ち上がっておなかを押さえる日本の小林(撮影・保坂恭子)

【台北(台湾)4日=柏原誠、保坂恭子】侍ジャパンに衝撃が走った。

主将の小林隼翔内野手(3年=広陵)が台北市内の病院に検査入院した。3日の米国戦で橋本航河外野手(3年=仙台育英)と激突。2人は試合後に病院に行き、頭も打った小林は検査のため5日まで入院することになった。この日のベネズエラ戦は欠場。攻守でチームを引っ張る主将のために、勝てばスーパーラウンド進出が決まる一戦で、4回に5点を先取した。

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一塁側ベンチには、「背番号1」のユニホームがかけてあった。誰よりも悔しいのは小林。主将の無念を受け止めて臨んだベネズエラ戦だった。馬淵史郎監督(67)は「小林が帰ってくるまでみんなが力を合わせて、とにかく全勝でいこうとね」と冷静に語った。

3日米国戦の4回の守備。飛球を追って激突した小林と橋本は数分間、動けなかった。小林は左脇腹を手で押さえ頭を振る様子も見せていた。それでもプレー続行を希望し、フル出場。最大のライバル米国との激闘を1点差で制した。

頭を打っていたため、試合後の病院で2泊3日の検査入院を告げられた。退院日は5日。1次ラウンド最終オランダ戦の日だ。6日は試合がないため、現実的に最短復帰は7日のスーパーラウンド初戦になりそう。馬淵監督は「いたって元気で試合に出たいと言ってる。頭なので、しっかりと経過を見て。試合に出す、出さないはこっちの判断でやりたい。3日も入院しとったらいきなり先発はね」と、慎重に復帰のタイミングを見極める構えだ。

2日パナマ戦で決勝打を含む4安打4打点。米国戦は「4番」に上げられたほど信頼を得ていた。10打数6安打で不動の遊撃手、そして主将であり、欠場の痛手は計り知れない。

小林不在のベネズエラ戦は思わぬ苦戦を強いられた。4回、寺地のスクイズで1点を先制。小林の代わりに遊撃に入った山田が左前適時打、さらに緒方、4番に戻った森田、中山と3連続安打で畳みかけた。一気に5点を先取。監督の「全員で乗り切る」の言葉を実践するように、U18侍ジャパンが束になった。