第76回秋季高校野球県大会が9日、静岡市・草薙球場ほかで開幕する。来春センバツの参考資料となる今大会には、予選を突破した39校に今夏全国選手権出場の浜松開誠館を加えた計40校が出場。上位3枠の東海切符を争う。4日には組み合わせ抽選会が行われ、対戦カードが決定。春秋通じて初出場の清流館は、チーム一丸で初勝利を目指す。
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清流館が、初出場の勢いそのままに「初勝利」をつかみにいく。小山竜雅(りゅうが)主将(2年)は、迫る県大会に向けて「初めての県大会。思い切り楽しんで、力を出し切りたい。全員で1勝を目指したい」と意気込みを語った。
今夏の全国選手権静岡大会の主力4人が残った新チームは、守備に重点を置いて練習に取り組んできた。部員10人の少人数もプラスに捉え、ノックでは1人1人が数をこなした。「部員は少ないけど、可能な範囲で全員が前向きに取り組めている」と小山主将。県大会予選では全3試合で12失点も、1イニングの複数失点は1度もなかった。
小泉将志監督(27)も「ミスが出たり、失点しても落ち着いて取れるアウトを取ることができている。試合を通して成長が見える」。大崩れしない粘り強い守備が、快進撃を支えた。
初戦は、浜松城北工との対戦が決まった。練習試合も通じて対戦経験のない相手だが、小山主将は「どこが相手でも、変わらず自分たちの野球をやりたい」ときっぱり。指揮官も「突出した選手がいるわけではない。変わらず全員で戦いたい」と言った。守備からリズムを作り、新たな歴史を刻む。【前田和哉】