<秋季高校野球神奈川大会:慶応9-0湘南工大付>◇16日◇バッティングパレス相石ひらつか
日本一と世界一を取った先輩の言葉を胸に、腕を振った。今夏甲子園で優勝した慶応は、秋季神奈川県大会3回戦の湘南工大付戦に臨み、9-0の7回コールドで快勝した。先発した鈴木佳門投手(2年)は5回2死まで1人も走者を許さない完璧な投球。「ある程度コースに投げ分けが出来ていて、ストレートも走っていたので調子は良かったと思う」と振り返った。
3日前、U18日本代表として、W杯優勝に貢献した丸田湊斗外野手(3年)がグラウンドに凱旋(がいせん)した。甲子園決勝でも先頭打者弾を放ったが「(自分は)2年生の時はあまり注目はされていなかった。誰にでも可能性はあるから頑張れ」とエールをもらった。先輩の言葉に鈴木は「自分も頑張ろう」と奮い立たされた。
大舞台での経験も生きている。甲子園では準々決勝と決勝で先発マウンドを託され、見事に投げ抜いた。「あのプレッシャーの中で投げられたので、今日はそんなに緊張しなかった」。まだまだ成長過程だ。「いいピッチャーがたくさんいるので、もっと成長していきたい」。今度は自分が、チームを引っ張るつもりだ。【星夏穂】