加茂暁星が準々決勝進出、真保龍聖1失点完投「夏のリベンジ。絶対に勝ってやろうと」

ゲームセットの瞬間、ガッツポーズをしながらほえる加茂暁星・真保

<秋季高校野球 新潟県大会:加茂暁星3-0中越>◇16日◇4回戦4試合◇三条パール金属スタジアム

加茂暁星は中越に2-1で競り勝ち、準々決勝進出を決めた。エース真保龍聖投手(2年)が6安打1失点で完投した。

真保がほえた。そして右の拳を握り締めた。9回裏、最後の打者を二ゴロに打ち取ると「思わずガッツポーズが出た」。中越には夏の準決勝で3-10の7回コールドで敗れている。この日は当時のメンバーの3年生たちが観客席で応援していた。「夏のリベンジ。絶対に勝ってやろうと思った」。思いをかなえ、感情をあらわにした。

キレのあるスライダーと手元で伸びる直球で押した。「球が浮いていたけど、それを逆手に取った」。高めを狙われても詰まらせた。飛球のアウトは17個。6安打1失点、102球での完投は狙い通りの投球ができた結果だ。押切智直監督(47)は疲れが見え始めた終盤、「大丈夫か?」と声をかけ、すぐに続けた。「でも代えないよ」。真保も「最後まで行くつもりだった。『分かっていますよ』っていう感じ」と笑う。

加茂暁星は今春の県大会で新潟明訓、日本文理を破って準優勝。中越にも夏の借りを返した。真保はその全試合で先発。この3季で県を代表する強豪3校から勝利を経験した。それも目標を追う過程のこと。「北信越に出て、優勝してセンバツに行く」。たくましくなったエースが加茂暁星をけん引する。【斎藤慎一郎】