嘉永5年創立!超伝統校の耐久が40年ぶり近畿切符、耐えてしのいで決勝進出 秋季和歌山大会

近畿大会出場を決め喜ぶ耐久(撮影・柏原誠)

<高校野球秋季和歌山大会>耐久5-0和歌山東〉◇7日◇準決勝◇紀三井寺運動公園野球場

耐久が快勝し、40年ぶりの近畿大会出場を決めた。春夏通じて初の甲子園へ、大きなハードルを乗り越えた。同県の枠は2。和歌山東は敗退となった。

初回に白井颯悟内野手(1年)の3ランで先制。序盤で奪った5点のリードを、エース冷水(しみず)孝輔投手(2年)が完封で守った。6回2死満塁などのピンチを全員で耐えて、ゲームセットの瞬間に喜びを爆発させた。

前チームから背番号1を背負う最速139キロ右腕は今秋、1イニングをのぞいて、ほぼすべてのマウンドを任された。

「しばらく近畿に出られていないのは知っていたので、うれしく思います。最初に白井の3ランが出てすごく余裕が出ました。後ろが守ってくれると信じて投げられました。これまではスタミナがなくて、逆転されることが多かったけど、夏の間に走り込んだ成果が出ました」と満面の笑みを浮かべた。

学校創立1852年(嘉永5)という日本有数の歴史を持つ。現在の広川町に人材育成の稽古場として創設。当時の「耐久社」の名には、いつまでも永く、自学自労の精神に満ちあふれた人材が育つようにとの願いが込められた。野球部も1905年(明38)創部の歴史があるが、甲子園出場は果たせていない。