来春センバツの重要参考資料となる秋季高校野球東北大会が16日、秋田で開幕。
青森山田(青森1位)は17日の2回戦で羽黒(山形3位)と対戦する。青森山田中時代に全国制覇を果たした橋場公祐(こうすけ)主将(2年)、秋田出身の伊藤英司内野手(1年)が、目標の優勝に向けて意気込みを語った。同センバツでは、東北地区の出場枠が「2」から「3」に増えることが決定している。
◇ ◇ ◇
橋場は目の前の一戦に集中している。青森山田中3年の21年夏、青森山田シニアの主将として、リトルシニア日本選手権の東北勢初優勝に貢献。偉業を達成したが、「もう過去の話。そこにすがるというか、肩書としてあるだけなので。そこは気にせず、フラットな状態で戦う」と別物だと考えている。橋場ら優勝メンバーの多くが同校に進学。“全国制覇世代”が最上級生となった今秋、高校からチームメートになったメンバーとともに、県大会V3の喜びをかみしめた。
青森県大会は3回戦からは私学対決。準々決勝は今夏準Vの八戸工大一、決勝は同夏甲子園8強の八戸学院光星と激突。両校ともに左の好投手を擁す中、重点に挙げていた打撃が威力を発揮。「東北大会に向けていい材料になった」と振り返った。だが、攻撃面に手応えを得た一方、決勝で3失策と崩れた守備が課題となった。2週間の準備期間はチーム全員で高い意識を持って守備練習に注力し、失点を減らした「隙のないチームを目指してやってきた」と力を込めた。
橋場はむつ市出身。「レベルの高いチームでやりたかった。一番は全国大会で優勝したい、甲子園に出場したい」と、熱い思いを持って強豪校へ進学した。念願の甲子園出場に向け橋場は、「打撃では相手より早く先制点を取ること。守備は失策がそのまま失点に絡んでしまうので、内野手を中心に堅い守りで戦いたい」と意気込んだ。狙うは東北王者となり、16年以来のセンバツ切符をつかむこと。全力で強豪に挑む。【相沢孔志】
○…今秋からベンチ入りの伊藤は、1年生ながら青森大会全5試合にフル出場。「出ていない先輩や1年生がいたので、その人の気持ちを背負って責任を持ってやろう」。試合中は先輩の声がけに助けられ、自分の役割を果たそうと奮闘した。青森在住の祖母は公式戦出場を喜んでおり、地元開催の大会に向け、「センバツ切符と優勝して神宮大会を勝ち取り、親孝行とおばあちゃんに(雄姿を)見せたい」と力を込めた。