秋季東海地区高校野球大会準決勝が、28日に岐阜・長良川球場で行われる。愛工大名電(愛知1位)と対戦する藤枝明誠(静岡1位)は27日、試合会場で最終調整。エース山田十三(2年)は、ブルペンで20球を投じ「真っすぐも変化球も、しっかりゾーンに投げられた。感覚は今までで一番良い」。心地よいミット音を響かせ、充実した表情で準備を終えた。
県岐阜商(岐阜2位)と対戦した2回戦では5回から2番手で登板。5回無四球無失点の好投で6-3の勝利に貢献した。それでも「終盤は変化球が引っかかってしまい、(打者に)見切られてしまった」と反省。約1週間の準備期間で腕の振り方を微調整し、課題をつぶした。光岡孝監督(45)も「良い調整ができたと思う」とうなずいた。
愛工大名電戦も左腕・日吉結雅(2年)との継投が濃厚。マウンドに上がるタイミングは流動的だが、山田は「先発でもリリーフでも、与えられた場面で仕事をしたい」とキッパリ。チームのために右腕を振る。
来春のセンバツから東海地区の出場枠が1増の3枠となった。勝てば2017年夏以来、春は創部初となる甲子園に大きく前進する。山田は「目の前の1試合1試合に集中するだけ。その結果がセンバツにつながればいい。急に特別なことが出来るわけでもない。『打たせて取る』自分の投球をして、チームを勝たせたい」と言葉に力を込めた。【前田和哉】