<高校野球秋季近畿地区大会:耐久5-4社>◇28日◇大阪シティ信金スタジアム
耐えに耐えた耐久が、4季連続甲子園出場を目指した社をうっちゃった。江戸時代の嘉永5年(1852年)創立で、171年の長い歴史を持つ超伝統校。秋の和歌山を初制覇して初めて乗り込んだ近畿大会で、うれしい1勝をつかんだ。
1点を追う8回、4番岡川翔建外野手(2年)の中越え3点二塁打で逆転。「甘い球がきたら打とうと。すごくうれしい」。9回は1点差に迫られ、なお2死一、三塁のピンチを背負ったが、盗塁を刺して試合終了。4失点完投のエース右腕、冷水(しみず)孝輔投手(2年)が拳を握った。
2度リードを許し、10安打されながらも粘り勝ち。井原正善監督(39)は「学校の名前の通り、耐えて守った。財産になる勝利」とたたえた。部員は19人。県立校で練習場所や時間が限られる中、朝練など創意工夫の強化が実りの秋を迎えている。29日の準々決勝は、智弁学園を破った須磨翔風との公立対決。勝てば初の甲子園が当確になる。【村松万里子】