高校野球「あの夏を取り戻せ」中越OBの7人参加 本田仁哉監督「あの夏にピリオド打って」

元球児の甲子園での大会に参加する中越OB大石さん(左)と本田監督

新型コロナウイルス感染拡大で中止になった20年全国高校野球選手権の当時、高校球児だった世代が企画する「あの夏を取り戻せ 全国元高校球児野球大会」(29日~12月1日、甲子園ほか)に、20年夏の新潟県独自大会で優勝した中越のOB7人が参加する。甲子園での入場行進に、開会式の前に本田仁哉監督(47)がシートノックを行う。

 

参加メンバーの中でただ1人の新潟県在住、大石宏樹さん(長岡大3年)は「ワクワクしています」。人数がそろわず、交流試合には出場できないが「参加できないメンバーの思いも背負いたい」と大石さん。関西独立リーグの大阪でプレーする佐藤雄飛投手(21)は交流試合で始球式を務める。

本田監督は「あの夏にピリオドを打って前に進んでもらいたい」と話す。20年5月20日、夏の甲子園中止を告げた瞬間に泣き崩れたナインの姿が脳裏に焼きついている。控えの二塁手だった大石さんは独自大会3回戦の六日町戦で1安打した。「本田先生や関係者の方々に甲子園で行進する姿を見てもらいたい。ひと区切りつけられると思う」と感謝を込めて甲子園の土を踏む。【斎藤慎一郎】

◆「あの夏を取り戻せ 全国元高校球児野球大会」 コロナ禍で戦後初めて中止になった20年全国高校野球選手権当時に在学していた元球児が集まり、交流試合などを行う。元球児の大武優斗さん(武蔵野大3年)が実行委員会代表を務める。当時、各都道府県大会の代わりに開催された独自大会の優勝校、上位進出校を中心に41チーム(合同チーム含む)が参加予定。29日に甲子園で全チームが集まり入場行進、記念セレモニーを行い、12月1日まで甲子園を含む兵庫県内の球場で交流試合が開催される。