盛岡誠桜「教育現場を顧みない高野連の傲慢」と猛抗議「学校の自治」理由で飲酒・暴言の調査拒否

日本高野連の旗(2022年5月23日撮影)

日本高野連は19日、盛岡誠桜(岩手)が憲章違反が疑われている事象についての調査および報告を複数回拒否していると発表した。複数の3年生部員による引退後の飲酒・喫煙、1年生部員に対する監督の暴言、副部長が授業中に生徒に暴言を浴びせた、との3件が対象。日本高野連によると調査に応じてもらえないことは初めてのケースだという。盛岡誠桜は私立校で、甲子園の出場はない。

昨年8月に岩手県高野連に同校野球部の憲章違反が疑われる事象についての情報提供があった。岩手県高野連は同校に対して調査および報告を求めたが、同校は学校の自治などの理由から11月27日に文書で拒否。そのため今年1月24日に行われた日本高野連の審議小委員会で同校野球部に対して厳重注意措置と2月7日までの調査・報告を求める付随的指導を決定した。しかし同校が再び従わなかったため、同16日に厳重注意措置と同26日までに調査・報告を求める付随的指導を決定した。

盛岡誠桜は学校側で調査を行ったと主張。飲酒した3年生は既に自主退学した点や、副部長の暴言は野球部指導とは無関係な点などを挙げ「調査を拒否しているわけではない」と説明した。同校が日本高野連と岩手県高野連に宛てた文書では「教育現場を顧みない高野連の傲慢(ごうまん)な姿勢であり、断固抗議するとともに撤回を求める」などとしている。