大会第5、6日が激戦の“死のブロック”となった。史上最多タイ5度目の優勝を狙う昨秋の近畿王者大阪桐蔭、関東覇者作新学院(栃木)、23年大会準優勝の報徳学園(兵庫)、常総学院(茨城)、愛工大名電(愛知)と8校中5校が春夏通じて甲子園で優勝経験のある強豪校が集結した。
1回戦最終戦となる第6日には、1月の能登半島地震で被災し拠点を輪島市から山梨に移した日本航空石川が常総学院と初戦で対決する。勝ち進んだ方は中1日で2回戦に突入し、他チームも中2日で2回戦を迎えるなど、同ブロックは激戦&過密日程で厳しい戦いを強いられそうだ。好投手を複数人擁する大阪桐蔭、報徳学園が優勢か。同じ後半ブロックの第4日には中国地区・広陵(広島)と四国地区・高知の地区王者同士の激突にも注目だ。
昨秋の明治神宮大会を制した優勝候補の星稜(石川)は初日から登場。和歌山大会で智弁和歌山、市和歌山と強豪校を撃破して勢いに乗る21世紀枠の田辺と対戦する。同ブロックでは開幕カードで八戸学院光星(青森)-関東第一(東京)といきなり常連校同士がぶつかる。日程的にも余裕がある1回戦前半のブロックでは、投打にバランスの取れた星稜が優位とみられる。
今春のセンバツ大会から新基準の「低反発バット」が完全移行される。「投手有利」とされる中、ロースコアゲームが予想される。下馬評を覆す番狂わせゲームが複数試合で発生する可能性も十分にあり得る。【アマチュア野球担当 古財稜明】