第96回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)に出場する関東第一(東京)の米沢貴光監督(48)が15日、オンライン取材で初戦の展望を明かした。
開幕戦で対戦するのは八戸学院光星(青森)。米沢監督は、警戒する選手に昨夏甲子園8強に貢献した最速147キロ左腕の洗平比呂投手(3年)を挙げた。「この春の時期に左で140キロを超えている投手ですので。なかなか打って、点っていうのは難しい。速いボールに振りまけないことも大事ですが、いかにボール球を振らないか。取れる点数も少ないと思っているので、耐えて耐えて、失点の少ない試合にしたい」。想定するのはロースコアでの試合展開だ。
好投手を攻略するため、打のキーマンには飛田優悟外野手(3年)と坂本慎太郎外野手(2年)を挙げる。「1番、2番、3番の出塁率。飛田、坂本が絡むと思うので、この2人が鍵かなと思っています」。飛田は新チームから「1番中堅」に定着したリードオフマンで、昨秋の明治神宮大会では3試合で計5安打をマークした。坂本は1年春からベンチ入りし、167センチ、65キロと小柄ながら、状況に応じたバッティングが強みの選手だ。
打線が洗平を攻略することはもちろんだが、勝利のためには投手陣の活躍も欠かせない。軸となるのは最速145キロ右腕の坂井遼(はる)投手、技巧派左腕の畠中鉄心(てっしん)投手(ともに3年)の左右2枚看板だが、指揮官は「1試合をベンチ入りのメンバーで勝つことを考えています。当然良ければ引っ張りますし、展開によっては変えることもしますし、あんまりこうしようとこだわらず」と総力戦で挑む構えだ。
3日後にいよいよセンバツが開幕し、開会式直後には、早くも出番がやってくる。「開幕戦を経験させてもらえることはすごく光栄なこと。今は本当にワクワクしている気持ちです」。関東第一が、今春センバツの最初の白星を目指す。