<センバツ高校野球:大阪桐蔭7-1北海>◇22日◇1回戦
北海道代表の北海は大阪桐蔭に1-7で完敗し、13年ぶりのセンバツ勝利はならなかった。先発した松田収司投手(2年)が8四球と制球に苦しみ3回途中4失点で降板。打線も大阪桐蔭の強力な投手陣を前に5安打1得点に終わり、投手陣を援護できなかった。悔しさと聖地で得た反省を持ち帰り、3季連続の甲子園を目指す夏に向かう。
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北海が高い総合力を誇る大阪桐蔭に力負けした。先発した松田が3安打8四球と制球が定まらず、3回に4失点して降板した。「今までで1番ダメだった」と声を落とした。昨秋の道大会準々決勝クラーク戦では7回を投げて3四球無失点に抑える安定感があったが、この日は大乱調。「制球が定まらなくて悩みながら投げていました」。平川敦監督(52)は「四球が全てだと思います」と振り返った。
打線も大阪桐蔭の強力な投手陣に苦しんだ。大阪桐蔭の先発平嶋の140キロ後半の直球と、変化球との緩急でかわされた。4回に3連打で好機を作り敵失で1点をもぎ取ったが、5回以降は無得点。4番大石広那捕手(3年)は4回に144キロを捉えて中前安打を放ち「コンパクトなスイングはできた」と手応えもあったが、2、9回は先頭打者で凡退に「悔しいというか情けない」と反省を口にした。
完敗の中、無失策で売りとする堅守は披露した。4回の併殺に絡んだ谷川凌駕二塁手(3年)は「いい守りができた。堅い守りからリズムをつくるチームなので、エラーがなかったことは夏につながる」と手応えはあった。片岡誠亮中堅手(3年)は飛球に足を滑らせ膝をつきながら、最後にダイビングキャッチする執念捕球のシーンもあった。平川監督も「野手は本当にいい守りをしてくれたと思います」と評価した。
投打の総合力を高め、全国最多40度の出場を誇る夏甲子園を目指す。大石は「夏に行って本当の甲子園だと思っているので、必ず戻ってきたい」と力を込めた。昨秋から背番号1は内野手の金沢光流主将(3年)が着けており、聖地に戻ってくるにはエースナンバーを背負える投手の台頭が欠かせない。金沢主将は「夏は任せられるピッチャーに託したい」と投手陣の奮起を促した。【石井翔太】
○…北海の大沢知弥投手(3年)が2番手で登板し、5回1/3で5安打3失点の粘投をみせた。3回2死満塁でマウンドに上がり、中飛に抑えた。「ピンチを抑えて流れをつくりたかった」と投球を振り返った。夏に向けて「空席」となっている背番号1に争いに食い込む。「甲子園での経験を生かして夏に向けて練習していく。1番を着けられる状態の投手はまだいないと思うので自分が着けたい」と意欲的だった。