向上・北野龍彦主将「この悔しさを夏に」反撃及ばず決勝と春季関東大会の切符逃す、大観衆に感謝

5回裏の攻撃前に背番号7の北野主将を中心にミーティングする向上ナイン(撮影・金子真仁)

<春季高校野球神奈川大会:武相6-5向上>◇準決勝◇3日◇横浜スタジアム

向上の反撃は1点及ばず、決勝進出と春季関東大会出場を逃した。

武相の長打攻勢で5回までに6失点。6回、8回と適時打で追い上げたが、最後は9回2死二塁で主将の北野龍彦外野手(3年)が空振り三振に倒れた。

北野は試合後「この県大会は接戦も多く、ここまで来られて自信にはなりました。この悔しさを夏にぶつけたいです」と涙ながらにコメント。横浜スタジアムに詰めかけた大観衆には「やったことがないくらいのお客さんに囲まれてすごくいい経験になりました」と感謝を口にした。

平田隆康監督(49)は北野について「彼がずっと引っ張ってくれている。一番いいところに役者に回ってきて、野球ってやっぱりこういうもんだなと感じました」とコメント。「この1点を取りきれるように、また夏に向けて全員で頑張っていきたい」と話した。

向上は伊勢原市にある私立校で、元DeNA安斉雄虎投手などを輩出。14年夏には夏の大会決勝に進出したものの、東海大相模に敗れている。

グラウンドは他部との共用で、冬には箱根駅伝5区のコースで山登りトレーニングをするなど、工夫をこらして激戦区で戦ってきた。20年には「向上令和グラウンド」が完成。実戦練習も増え、あらためて力をつけてきている。【金子真仁】