<高校野球福岡大会:戸畑5-2宗像◇3日◇2回戦◇福岡県営筑豊緑地野球場
戸畑が5-2で逃げ切り、宗像との初戦を制した。
規格外の飛距離だった。1-0の2回無死。主将で6番本田颯多捕手(3年)が確信アーチをかっ飛ばした。「完璧でした。いったなと思いました」。フルカウントからの7球目、内角直球をさばいた。打球は左翼スタンドへ一直線。高さ約5メートルほどの崖を越え、森の中へ吸い込まれた。
記念すべき今大会1号となった。「ほんとですか? 良かったです」と笑みを浮かべる。今春から低反発バットが導入され、本塁打数は明らかに激減。だが、背番号2はすでに「飛ばないバット」で6本塁打目。高校通算はチームトップの12本塁打を数える。「上半身、下半身のトレーニングをしっかりやってきた。自分は(低反発バットに)違和感はないです」と言う。
憧れの選手は「(カブスの)鈴木誠也選手です」と打撃フォームを参考にしている。夏本番に向けては足幅のスタンスを狭くするなど試行錯誤を繰り返した。「今はしっくりきています」と手応えを実感する。
戸畑は春夏通じて計8度の甲子園出場を誇る。夏の優勝は1961年(昭36)までさかのぼる。63年ぶりの頂点へ、景気づけの1発となった。