“横からマリコ”名取北・鞠子侑が好救援&2安打で勝利貢献「サイドは染み付いている」/宮城

仙台二対名取北 6回から登板し、2安打無失点と好リリーフを見せた名取北・鞠子(撮影・濱本神威)

<高校野球宮城大会:名取北4-2仙台二◇7日◇1回戦◇鹿島台中央野球場

“横からマリコ”の好リリーフで勝利を決定づけた。

名取北が仙台二に4-2で競り勝ち、2年ぶりに夏の初戦を突破。3-2で迎えた6回から、サイド右腕・鞠子侑(まりこ・たすく)内野手(3年)が継投し、4回2安打無失点。打っては2打数2安打と投打でチームをけん引した。

鞠子が気迫のこもった投球で、相手に主導権を渡さなかった。2安打2四球と走者を出しながらも無失点投球。「守備にも助けられて、点数を与えずに抑えられて良かった」と振り返った。

2年春に上手から横手に転向した。投げ込みを重ね、昨秋の県大会では東北学院を相手に7安打2失点完投。今春県大会後には、フォームが崩れるスランプにも陥ったが、しっかりと修正し、「もうサイドは自分に染み付いている」と胸を張れるほどになった。鞠子の好投に、佐藤純二監督(49)も「彼は本当は完投できるピッチャー。ボールがちょっと戻ってきましたね」と評した。

打線は春から、対仙台育英をテーマに取り組んできた。県大会2回戦で仙台育英に0-9の完敗。わずか1安打に終わった打撃が課題だった。この日2安打の鞠子は「春はほとんど強い打球がなかった。仙台育英に勝つことを目指してやってきました」。打撃練習では、マシンで140キロ、打撃投手には11~12メートルの距離から投げてもらうなど、速球に打ち負けないように対策した。チームで打撃フォームも見直し、この日は9安打4得点。練習の成果は少しずつだが確実に表れている。

次戦は13日、柴田と対戦する。勝ち進めば、準々決勝で仙台育英と当たる可能性もあり、一層負けられない。鞠子は「初回から一気に畳みかけたい」と意気揚々。目標の1つ、春のリベンジへ加速する。【濱本神威】

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