科学技術に変則サイド〝ダンス〟投法右腕 次戦は秋春勝利のない私立校・三田松聖と対戦/兵庫

淡路戦の9回から登板した、科学技術・芝(3年)

<高校野球兵庫大会:科学技術5-1淡路>◇2回戦◇12日◇ベイコム野球場

尼崎に変則サイドの“ダンス投法右腕”が登場した。正体は公式戦初登板の科学技術(兵庫)の2番手、芝帆斗(しば・はんと)投手(3年)だ。右腕の場合は通常、まず左足を上げるが、芝は右足を上げる。その後、下ろした右足を軸に、今度は2回左足を前後に緩やかに揺らす。その姿はまるでダンスのステップのよう。そして横手から「オラァ」と声に乗せて白球を繰り出す。「普通に放ってるだけです」。本人は「普通」と涼しい顔だったが、極めてレアな投球法だ。

背番号18は5-0の9回に登板。先頭は二ゴロに抑えたが、連続四球後暴投と適時打で1失点。続く6番に死球を与えて降板したが、懸命に奪った1死でチームの初戦勝利に貢献した。

入学時は内野手だったが、志願して投手に転向。巨人大勢に憧れてフォームをまねたが制球難に陥り、短いテイクバックに変えて今春定着させた。右足を上げるスタートは完全オリジナルで、平均球速は120キロ台。「最初は笑われることもあった。ストライクが入って自分はこのフォームにはまれば」と自信はある。

3回戦の三田松聖戦に向け「深呼吸をして落ち着きたい」と冷静に言った。出番がくれば、しっかり役割を果たす。【中島麗】