桐生一146キロ右腕宮本凱矢、半月板手術から復活登板「ヒリヒリした感覚が心地よかった」/群馬

6回から2番手としてマウンドに上がり、1回を無安打無失点に抑えた桐生第一、先発の宮本(撮影・保坂淑子)

<高校野球群馬大会:桐生第一12-2利根実>◇13日◇2回戦◇上毛新聞敷島

桐生第一が利根実に6回コールド勝ちし、3回戦進出を決めた。

プロも注目する最速146キロ右腕・宮本凱矢(ときや)投手(3年)が好救援でコールド勝利に導いた。6-2で迎えた6回、2番手としてマウンドに上がると、テンポのいい投球で1回を無安打無失点に抑え流れを引き寄せると、チームはその裏、6本の長短打で一挙6点を奪って6回コールドを決めた。それでも「今日は少し気持ちが先行してしまった。次はしっかり低めに本来の投球をしたいです」と反省を口にした。

宮本にとって、意味のある1イニングだった。昨年10月、半月板の手術を受け、歩き始めたのは2月。3月後半から少しずつ投球を始め、復帰したのは5月中旬。約9カ月ぶりのマウンドに、胸が高ぶった。「マウンドって、やっぱ1番心地のいい場所でした。自分にとっての勝負の場所っていうか、ヒリヒリした感覚がすごい心地よかったです」と、ようやく白い歯がこぼれた。

3回戦は20日、昨秋に準々決勝で敗れた健大高崎と対戦する。「(健大高崎は)強力打線と言われていますが、意識をするのではなく、自分の投球をすれば抑えられると思っている。強いストレート、変化球をうまくコーナーに集めて、しっかり自分の投球をして勝ちたいと思います」。秋のリベンジへ。宮本の心は燃えている。