<ラストカレンダー~夏の終わり~ 西野田工科ボホラ・パラメソル(1年)>
<高校野球大阪大会:枚方なぎさ10-8西野田工科>◇14日◇2回戦◇シティ信金スタ
ネパール人の両親を持つ西野田工科の背番号11、ボホラ・パラメソル投手(1年)は、ボールボーイとしてベンチ横で仲間の戦況を見守った。試合は壮絶な乱打戦の末に敗戦。試合後は引退する3年生2人に「ありがとうございました」と感謝の思いを伝えた。ともに汗を流してきた先輩らの夏が終わり「悲しいですね」と感慨深げだった。
ネパールで生まれたが、ネパール料理店を営む両親の仕事の関係で2歳から大阪に移住した。小学校では多様なスポーツに触れ合ったが「ちょっと衝撃を受けて、楽しすぎて入りました」と日本橋中の軟式野球部に入部し、本格的に野球を始めた。高校から本格的に投手となり、直球の最速は128キロに到達。「伸びしろは自分でも確認しています」と胸を張った。
身長177センチ、体重85キロのボホラの夢は「月に行くこと」だ。「昔から辛い時もきれいな月を見たら安心するんです。そのためにもプロ野球選手になって、メジャーに行って、お金を稼ぎたいです」。壮大な夢を実現させるべく、右腕の目の奥は燃えさかっていた。【古財稜明】