東村山西・内野大翔、最後の夏に確かな手応え「強豪校を5点に抑えられたのは自信に」/西東京

東村山西対東海大菅生 試合終了の整列後、応援席へあいさつに向かう東村山西・内野(撮影・佐瀬百合子)

<ラストカレンダー~夏の終わり~ 東村山西(西東京)内野大翔投手(3年)>

<高校野球西東京大会:東海大菅生5-4東村山西>◇17日◇4回戦◇スリーボンドスタジアム八王子

試合終了の整列後、東村山西のエース、内野は悔しさから思わず腕で顔を押さえた。8回11安打5失点、157球。自身の2安打含め味方打線も8安打と奮闘も、東海大菅生にあと1歩及ばなかった。「強豪校を5点に抑えられたのは自信になりました」。大健闘だった。

練習試合の相手は、都立高が中心。私学の強豪校とはほとんど対戦したことがなかった。威圧感のあるユニホーム。「いやもうとにかくガタイがすごいので…」。あえて見ないように。ミットだけを目がけて自分の投球に集中した。

母方の祖父は元ヤクルトの黒田真二氏(享年62)。幼少期にキャッチボールをした思い出もある。

東海大菅生に長男が属しているため、この日も試合に訪れていた元ヤクルト宮本慎也氏(53=日刊スポーツ評論家)は両校のノックを眺めながらつぶやいた。「よう投げてもらってたなあ…」。宮本氏がヤクルトに入団した95年。黒田氏はバッティングピッチャーを務めていた。お世話になった黒田氏の孫の姿で、当時を思い起こした。

敵将も「やっぱりボールがくる」と警戒していた都立の好投手はこの夏、3試合で330球を投げた。大学でも野球は続ける。最後の夏に、確かな手応えをつかんだ。【佐瀬百合子】