昨夏甲子園優勝の慶応敗れ連覇ならず 桐蔭学園のアンダースロー杉本を打ちあぐねる/神奈川

桐蔭学園対慶応 7回表桐蔭学園1死満塁、寺沢に適時打を許した小宅(左)と加藤(撮影・滝沢徹郎)

<高校野球神奈川大会:桐蔭学園4-2慶応>◇18日◇5回戦◇バッティングパレス相石スタジアムひらつか

昨夏の甲子園で優勝した慶応が、神奈川大会5回戦で桐蔭学園に2-4で敗れ、連覇が途絶えた。

2-2で迎えた9回に無死満塁のピンチを迎えた。5番手の鈴木佳門投手(3年)が桐蔭学園の深松風太外野手(3年)に決勝の2点適時打をセンター前に運ばれた。9回の裏も反撃及ばず、連覇を目指した夏が終わった。

終盤まで一進一退の攻防だった。1-1で迎えた7回表の守備、4回途中から2番手で登板したエース・小宅雅己投手(2年)が相手打線に捕まり勝ち越しを許した。

打線も桐蔭学園のアンダースロー右腕、杉本早由貴投手(3年)を打ちあぐねた。8回に慶応唯一の「丸刈りボーイ」の酒井一玖内野手(2年)が中前適時打で同点としたが、2死満塁の勝ち越し機は桐蔭学園の2番手中村流彗(れあ)投手(3年)に抑えられた。

森林貴彦監督(51)が指揮を執り「エンジョイ・ベースボール」を掲げてきた慶応は昨夏、丸田湊斗外野手(慶大1年)らの活躍で107年ぶりに全国制覇を達成。高校野球界の枠を超え、社会現象にもなった。

昨夏の優勝投手であるエースの小宅に加え、主将を務める加藤右悟捕手(3年)のリードも評価が高く、この夏も神奈川大会で優勝候補の一角と目されていた。