阪神ドラ1候補の報徳学園・今朝丸裕喜「ラーメンパワー」で好投 前回登板から修正/兵庫

報徳学園対星陵 力投する報徳学園・今朝丸(撮影・上山淳一)

<高校野球兵庫大会:報徳学園8-0星陵(7回コールド)>◇18日◇4回戦◇ベイコム

阪神がドラフト1位候補に挙げる報徳学園・今朝丸裕喜(けさまる・ゆうき)投手(3年)が「ラーメンパワー」で快投だ。プロ6球団10人のスカウトらが視察する中、5回を1安打無四球無失点と付け入るスキを与えなかった。今夏初登板となった2回戦・舞子戦では5回4失点。苦しんだ前回の反省をすぐさま生かし、チームは7回コールド勝利で5回戦に進出した。

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汗が噴き出す炎天下。今朝丸はハイテンポで涼しげにアウトを積み重ねた。「バッターの反応を見て遊びながら」の投球。試合後も余力は十分な様子で、淡々とインタビューに答えた。「フォームの修正もして上がっている途中なので、まだピークではない」。心配無用-。その右腕であっさり不安を一掃した。

初戦となった2回戦・舞子戦では5回を8安打3四死球4失点。この日は5回をわずか56球でまとめ、内野安打1本の1安打無四球と快投した。「(前回は)悔しいピッチングだった。反省を生かして今日はいいピッチングができて良かった」。奪った3三振はすべて外角直球での見逃し。「前回は投球テンポが結構遅かった。そこを変えたら自分のリズムも乗ってきた」。阪神熊野スカウトも「修正能力が高い」と舌を巻く変わり身を披露した。

夏バテしない体作りに尽力している。体重を維持するため、練習後はラーメン店を訪れ、帰宅後も食事を取る。毎度同じラーメン店に「多い時は週4で行きます」。昨夏は大会開幕後に体重が4~5キロも減ったが、今夏はキープしている。大角健二監督(44)も「減ってしまったら夏のパフォーマンスが上がらないので、体重管理を」と納得顔。5、6月にジャンパーを着込むなど、チーム全体で暑さ対策を続けた成果が酷暑の夏に生きている。

ノーヒットノーランさえ予感させた快投の後、今朝丸は冷静に気を引き締めた。「夏の大会は球数を少なく投げることが一番。三振はここぞというところで、球数を少なくすることを意識して次の試合もやっていきたい」。5回戦の相手は明石南。「先を見ずに一戦必勝でやっていく」。優勝候補の大黒柱がエンジンをふかし始めた。【塚本光】

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