天理との直接対決は智弁学園の親方・山崎光留が決勝打スクイズ&追加点「緊張せず戦えた」/奈良

智弁学園・背番号12の山崎(撮影・中島麗)

<高校野球奈良大会:智弁学園5-2天理>◇23日◇4回戦◇さとやくスタジアム

夏6年ぶりとなるライバル校対決を制した。阪神村上、前川の母校で2年連続の甲子園を目指す智弁学園(奈良)が、一昨年の王者天理を破った。

2-2の6回1死三塁の場面で7番山崎光留(ひかる)捕手(3年)が決勝のスクイズ。「常に練習してきたんで」としっかりと仕事をした。8回1死一、三塁では右越え適時三塁打で点差を広げた。

応援席には、昨夏甲子園に出場した1学年上の先輩も大勢集まった。同校の魔曲・ジョックロックに乗せて聞こえた選手名は「山崎」ではなく「親方!」。落ち着いた印象が漂い、先輩や仲間からは「貫禄がある」との意味で「親方」と呼ばれる。

女房役では先発の田近楓雅投手(3年)を2失点完投に導いた。「春負けた天理に勝ちたかった。緊張せずに戦えたし、あのスクイズでいい流れにできた」。今後に向けて「あと2つ勝ちきる」と力を込めた。

この日は、小坂将商(まさあき)監督の47歳の誕生日。指揮官は「それは抜きで今日はやれとは言った。変なプレッシャーがかって負けんのが一番いやなので」。試合終了の整列後はバースデーソングを演奏され「終わってから流れて、ええ年して恥ずかしかった」。智弁の親方が最高のバースデーを演出した。【中島麗】

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