東海大大阪仰星、同学年の壹崎兄弟が大阪桐蔭打線を抑えて初の夏Vへ「歴史変える」/大阪

肩を組む東海大大阪仰星の壹崎兄弟。左から弟の壹崎結稀投手と兄の晃心投手(撮影・林亮佑)

<高校野球大阪大会:東海大大阪仰星3-1大商大高>◇27日◇準決勝◇大阪シティ信用金庫スタジアム

東海大大阪仰星が大商大高を下して、85年以来39年ぶりの決勝進出を決めた。先発で背番号1を背負う壹崎結稀(ゆいき)投手(3年)が5回を投げて毎回走者を背負いながらも1失点にまとめ、野本海翔投手(3年)との継投で逃げ切った。壹崎結は「ピンチが多かったんですけど、要所要所を押さえられて良かった」と笑顔を見せた。

チームには同じ「壹崎」がもう1人いる。背番号10の壹崎晃心(こうしん)投手(3年)だ。2人は兄弟で兄が晃心、弟が結稀だ。中学時代の大阪交野ボーイズではチームメートで友達だった関係だったが、5年前に両親の再婚により家族となった。結稀は「友達が家族になったというので戸惑いはあった」と言えば、晃心も「びっくりした」と当時を振り返る。

ただ、2人は一緒に同校に入学し、甲子園を目指した。お互いの存在を兄晃心は「どんな練習に対しても真面目に真剣に取り組んでいるのでその姿を見て自分もやらないといけないなという気持ちになる」と話せば、弟結稀も「頼れるし頼ってもらえるし、どっちかが悪くても絶対にカバーしあえる一番心強い存在」と尊重しあう。家では同じ部屋で、ケンカもしない仲良しな2人。グラウンドでは高め合う存在だ。

春には2人の投手リレーはあったというが、今夏はまだなし。野本も含めた3投手で勝ち進んでおり、結稀は「3人で抑えたい」と話ながらも、「一緒の試合で投げて、壹崎から壹崎に代わるのをやりたい」ともくろむ。

同校が決勝に進出するのは85年以来。前回は桑田、清原の「KKコンビ」を擁するPL学園に0-17と大敗した。甲子園の出場は2度あるが夏は0回。「目標として甲子園に行きたいっていうのがありますし、歴史変えたろっていう意味でも甲子園に行きたい」と結稀。決勝では大阪桐蔭と対戦するが、同学年の壹崎兄弟が強力打線を抑えて、夏初めての甲子園へと導く。【林亮佑】

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