第106回全国高校野球選手権大会(7日開幕、甲子園)の甲子園練習が2日、コロナ禍を経て5年ぶりに実施された。
開幕前の2~4日の3日間に分けて行われ、出場全49校が参加する。甲子園と同じ1日に17歳の誕生日を迎えた大阪桐蔭の最速151キロ右腕、森陽樹投手(2年)は、4回1失点と不本意に終わったセンバツ登板の借りを返すべく、リベンジを誓った。
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大阪桐蔭・森は一塁側ファウルゾーンに設置されたブルペンで投げ込んだ後、マウンドでも投球を行った。練習時間はわずか20分だったが、充実感たっぷり。炎天下での練習後、大粒の汗を拭って「懐かしい気持ちもあった。良い意味で落ち着いていたので良かった」と振り返った。
今春のセンバツにも出場し、2回戦の神村学園戦で先発。4回2安打2四球3奪三振1失点だった。チームは勝利し、聖地デビュー戦で悪くない内容も「春のセンバツではボールが浮ついていたりして、自分のピッチングができなかった」と明かした。大阪大会では決勝での15奪三振1失点完投を含め3試合19回防御率0・95で優勝の立役者として、甲子園に帰還。「(春の)悔しい思いは甲子園でしか返せない」と力を込めた。
前日は誕生日で、寮ではケーキが用意され、ナインから祝われた。1日に100周年を迎えた聖地と同じ誕生日でまさに「甲子園の申し子」だ。最速151キロの怪物右腕は縁のある舞台で「150キロ以上は絶対に出す」と宣言。剛速球で春のリベンジに挑む。【塚本光】