【甲子園】智弁学園、開会式から10時間後のナイターゲーム 残る暑さと集中力どう保つかがカギ

智弁学園・小坂監督(右)と甲子園のマウンドを確かめる田近楓雅(2024年8月2日撮影)

第106回全国高校野球選手権大会(7日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が4日、大阪市のフェスティバルホールで行われた。

今大会から暑さ対策のために第1~3日の3日間で朝夕2部制が導入され、初日の第3試合、午後6時半開始のゲームに21年準Vの智弁学園(奈良)-岐阜城北のカードが組まれた。6年ぶりの優勝を狙う大阪桐蔭の初戦の相手は10年Vの興南(沖縄)に決まった。

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21年準Vの智弁学園が日の暮れかけた甲子園で岐阜城北と対戦する。同校の小坂将商(まさあき)監督(47)は複雑な表情を浮かべた。今年から暑さ対策のため、大会3日目まで朝夕2部制の導入され、初日第3試合に岐阜城北との午後6時半開始のナイターゲームが初戦となった。「やってみないとわからない」と話した上で「1回(宿舎に)帰らせた方がいいと思うんですよね。リフレッシュさせてあげたい。ユニホームを脱ぐとか」と対策を思い描いた。

指揮官として夏9度目の聖地で、未知の経験だ。直射日光による負担は軽減されるが指揮官は「絶対暑いです。間違いなく暑い」と蒸し暑さは残ると予想する。昨夏、U18のコーチとして台湾で行われたナイター7試合を経験している。ナイター照明が点灯しての試合は高校球児にとっては経験は少ない。それでも「見にくい、見にくくないとかはない。大丈夫じゃないですか、甲子園やから。明るい」と問題はないとした。

開会式から10時間後の試合。その時間をどのように過ごすのか。やはり、いかに集中力を保つかもカギになる。主将の知花琉綺亜(るきあ)内野手(3年)は「暑い中でやりたかったのが本音。長めの集中力をつけられるように声かけをしたい」と試合当日をイメージする。大会1日目は第2試合も午後4時開始。試合が長引けば、当然、第3試合の開始時間も遅くなる。

同じブロックには今春Vの健大高崎に、大阪桐蔭、興南、明豊と強豪校が集結した。再注目のブロックと言っても過言ではない。知花主将は「1戦1戦に命をかけて、戦う」と意気込む。甲子園のライトに照らされたナイターゲームから、悲願の頂点まで駆け上がる。【中島麗】

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