【甲子園】明豊・川崎絢平監督「よく頑張った」「競争して心も強くなった」初戦敗退も選手ほめた

小松大谷対明豊 ベンチ前でグラウンドを見つめる明豊・川崎監督(撮影・上山淳一)

<ラストカレンダー~夏の終わり~ 川崎絢平監督(明豊=42)>

<全国高校野球選手権:小松大谷8-4明豊>◇8日◇1回戦

川崎絢平監督は、悔し涙を流す選手を最後はほめた。「勝負事は勝ってなんぼの世界なんですけど、彼らが費やしてきた2年4カ月を僕が一番近くで見てきた。『よく頑張った』と評価してあげないといけない」とねぎらった。

明豊では「競争」がチーム作りの基本。現チームは85人の大所帯だが、ベンチメンバーなどのカテゴリーは設けず。毎日のシートノックは守備位置ごとに3人ずつの計27人を選ぶ。ミスをすれば、レギュラーであろうが容赦なく外す。入れ替えは激しい。

「今の時代は、監督が厳しい言葉で選手に圧をかけることはない。その分『自分のポジションが誰かに取られるかもしれない』と。その危機感こそが緊張感を生み、チームの底上げにもつながる」。それが監督の信条だ。

今夏は県勢初の大分大会4連覇を果たした。負けられない重圧をはねのけ、3季連続で聖地にたどり着いた。「勝つたびに重圧も感じていたと思います。みんなで競争してきて、心の面でも強くなってくれたチームです」。競争意識で鍛え上げ、たくましくなった選手たちの姿が誇らしかった。【佐藤究】