【データ】京都国際は金属バット導入後初、地方大会から本塁打ゼロで優勝 2桁得点はわずか2試合

京都国際対関東第一 10回表京都国際無死満塁、京都国際・三谷の犠飛で生還する清水(撮影・上田博志)

<全国高校野球選手権:京都国際2-1関東第一>◇23日◇決勝

京都国際が関東第一(東東京)とのタイブレークを制し初優勝を果たした。決勝戦でのタイブレークは史上初。京都勢の夏の甲子園優勝は1956年の平安(現龍谷大平安)以来68年ぶり。甲子園球場100年の夏。深紅の大優勝旗は古都京都へ。

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京都国際は今大会6試合で本塁打を打たずに優勝した。74年の金属バット採用後、夏の優勝校で本塁打なしは92年西日本短大付(5試合)、03年常総学院(6試合)に次ぎ3校目。西日本短大付と常総学院は地方大会で本塁打を打ったが、京都国際のように地方大会から1発ゼロでVは金属バット後初めて。センバツVの健大高崎も1発なしだった。春夏ともに1発なしのVは、92年(春=帝京、夏=西日本短大付)以来になる。

今春の新基準バット採用後、本塁打は枯渇した。大会7本塁打は72年(7本)以来。見ていて面白いかどうかはさまざまな感想がありそうだが、74年から昨年まで50年続いた旧金属バット時代がひとまず終わったことは明確になった。今大会の2桁得点は2試合だけ。1試合平均得点は両チーム合計で6・4点しか入らず、3点勝負の投高打低時代に戻った。【織田健途】

◆タイブレーク 甲子園では18年春から導入され、22年夏までは延長12回を終え同点の場合、13回から実施。23年春から開始イニングを延長10回に変更。無死一、二塁から始め、打順は9回終了後から継続する。決勝について当初は現場から「例外に」という意見が多かったことを受け、決勝のみ延長15回を終えて同点の場合、引き分け再試合(再試合ではタイブレークを適用)となっていたが、甲子園でも21年春から適用された。決勝で実施されたのは春夏を通じて今回が初めて。

◆決勝の延長戦 夏の大会では06年の早実1-1駒大苫小牧(延長15回引き分け再試合)以来13度目。スコア0-0からの延長は89年の帝京-仙台育英以来4度目。

◆2年生の胴上げ投手 最後のマウンドは西村。2年生の胴上げ投手は22年高橋煌稀(仙台育英)、23年小宅雅己(慶応)に次いで3年連続。

◆優勝ブランク 夏の大会で京都勢の優勝は56年平安以来68年ぶり5度目。68年ぶりは都道府県別の夏優勝ブランクで東京都の60年ぶり(1916年慶応普通部→76年桜美林)を上回る最長。

◆6勝V 京都国際は1回戦から6試合を戦って優勝。夏の大会で6勝しての優勝は19年履正社以来。コロナ禍のため中止となった20年の後、優勝した21年智弁和歌山、22年仙台育英、23年慶応は2回戦からの出場だった。

◆決勝の1点差 14年大阪桐蔭4-3三重以来。

◆決勝2得点以下で優勝 92年西日本短大付1-0拓大紅陵以来。

◆京都国際の得失点 今大会6試合の合計は24得点、6失点。夏優勝校の1試合平均得点4点以下は、13年前橋育英(6戦20得点=平均3・3点)以来。平均1失点以下は12年大阪桐蔭(5戦5失点=平均1点)以来。

◆防御率0・00 京都国際・西村が24回、関東第一・坂井が18回2/3を投げ、それぞれ自責点0だった。優勝校の防御率0・00は、投球20回以上だと71年大塚喜代美(桐蔭学園=45回2失点)以来。坂井は5試合全て救援だが、救援5試合以上の投手で防御率0・00は大会史上初めて。

【甲子園】京都国際が初優勝 決勝史上初のタイブレークで関東第一破る/詳細