仙台育英・中岡有飛、V呼び込む3安打3打点「ポイント同じに」須江監督助言で格段変化/宮城

古川学園対仙台育英 5回裏仙台育英2死一、二塁で2点左適時二塁打を放つ仙台育英・中岡(撮影・木村有優)

<秋季高校野球宮城大会:仙台育英8-0古川学園>◇29日◇決勝◇仙台市民球場

優勝を呼び込んだのはこの男だった。

仙台育英・中岡有飛(ありあす)内野手(2年)が、サイクル安打まで本塁打のみを残す3安打3打点の活躍。だが、今大会は初戦からの2戦で7打数1安打と不調に陥っていた。準々決勝前、須江航監督(41)に投手を務めてもらい打撃練習を行った。球種やコースによって打ち分けをしていたが、指揮官からの「全部ポイントを同じにして、球種や球速で少しズレるくらいはいいんだぞ」との助言で格段に変わった。

この日も左腕を相手に「内角直球」に狙いを定め、3安打を重ねた。須江監督も「今日の勝因ですね。守備も良かったし、要所でヒットも出ましたし、中岡のプレーが大きかったです」とたたえた。

「控え選手の気持ちもくみ取って、キャプテンへのつなぎ役になりたい」。1年春から出場機会に恵まれた中岡だが、新チームとなり、これまでとは全く違う思いで毎日を過ごしている。「キャプテンだけではなく、役職についていないからこそチームを引っ張っていきたい」と、目指すは全員でつくりあげるワンチームだ。3年ぶりの秋王者。最高のスタートをきったチームが、次は甲子園の切符がかかる東北大会へと乗り込む。【木村有優】